2023/06/19 17:59

ご覧いただきありがとうございます。


不定期更新にはなりますが、当店の事をみなさまに知っていただけるようブログをはじめることにいたしました。
どうぞよろしくお願いいたします。



さて当店は三重県の四日市市で工房直販のお店としてスタートしました。
オープンから現在まで、店主が製造から販売までひとりで運営している小さな小さなお店です。
現在は『通信販売』と『工房販売』の二本立てで営業いたしております。


こうして通信販売をはじめましたのは、理由がありまして。
ただ単に販売形態の違いや販路の拡大、というだけではなく
ひとり運営という中で店主の『想い』や『届けたいもの』を実現する方法として、
このような二本立ての形をとらせていただくことにいたしました。


「おやさいスイーツ・ちょびころマフィン」
という店名のとおり、
当店はオーソドックスな普通のおやつマフィンの他に、
素材に野菜を使用したオリジナルのマフィンも作って販売しています。

野菜がちょっぴり苦手なお子さまでも食べられるように。
野菜嫌いのお子さまを持つお母さんのお悩みが少しでも軽くなるように。
そんな想いを込めて出来上がった「おやさいマフィン」ですが、

マフィンで野菜の栄養をたくさん摂ってもらいたい! 
というのとはちょっと違って、
「野菜」という食材に慣れてもらうためのきっかけ作り、というか
おいしくないな、いやだな、苦手だな、というイメージが変わるためのお手伝いが出来たらいいなぁ という風に思っています。

なので、なるべく「野菜入り」だとわからないような風味を目指していて、
いろいろと組み合わせなどを試行錯誤しながら作っています。

おかげさまで少しづつそんな「おやさいマフィン」もお客様に受け入れてもらえてきて、楽しみだと言ってもらえる事も増え、
だんだんとレパートリーも増えてきているのですが。

試行錯誤。
新しい味を作ろうとすると 本当まさにそうで、
アイデアが思いついてウキウキしながら作ってみても、
思っていた以上に野菜感が出てしまいボツになる、なんてしょっちゅうです。
予想外の不味さになり凹むことも沢山!
反対に、残った材料で適当に作ったものが意外に美味しくできたりもしますが~。
(この場合きちんと計ったりしていないので検証できなくて泣きます)

「よりお野菜感を抑えて作りたい!」というのと
「もっといろいろなお野菜のマフィンを作りたい!」というのを追い求めていくと、
どうしても手間や時間がかかり、
工房販売の製造時間では作れない、というジレンマに陥りました。

もちろん、工房販売で手を抜いて作っているということでは無いですよ!
ひとりで限られた時間内に数と種類を作る。というのには限界があるなぁ、という事で、
わざわざへんぴな場所にある工房まで買いに来てくださるお客さまに、
少しでも楽しんでもらえるように
いろいろな種類のものを作りたい!と思うので
工房販売では種類を多く作ることを優先しています。

これも、私の届けたいもう一つの想いと関係するのですが、
もともとマフィンを作り始めたきっかけは
我が家の子どもたちとの「おやつ時間」を楽しみたい、というものです。

2人の子どもたちと一緒に、他愛もない話をしながら
美味しいものを一緒に食べる。
時にはお菓子を分け合いっこしながら、
味の感想を言い合ったり、好みの違いで驚いたり。
なんてことのない日常のひとこまなのですが、

そこには自然と笑顔があって、安心があって、
子どもたちへの新しい発見や感動があって。
私にとってかけがえのない時間で、大切にしたい時間です。

ひとつのおやつをきっかけにして、家族で一緒に楽しむ時間。

そんな機会が増えたら良いなぁ、という想い
これがもう一つの想いなので、
私をはじめ食いしん坊揃いで、色々な味を少しづつ食べたい!
という子供たちの意見を参考に出来上がった小さいサイズのマフィンは
やっぱり種類豊富なほうが嬉しいよね! というところに繋がります。

単純に、お菓子を作ることが好き、というのは勿論ですが、
お店を始めるにあたり
自分が作るものをお届けする理由、みたいな 
伝わったら嬉しいな、という想いはふたつの柱があり
そのどちらもを両立するには、と考えた結果、
工房販売では種類を優先、
通信販売では製造工程を優先、という
今のような販売方法を取らせていただくことにしました。

思うまま書いたので上手く伝えられているかわかりませんが
どちらも大事に思っています。
購入してくださるお客様にはいつも元気と勇気をもらっています。
ありがとうございます。

自分本位な方向性かもしれませんが
少しでも皆さまに楽しんでいただけるように
精一杯こころをこめて作っていきたいと思いますので
よろしくお願いいたします。

皆さまのおやつ時間が素敵な時間になりますように。